シニア向けの無審査保険は本当に安心?

最近、頻繁にテレビCMが放送され、人気も高まっている審査無しで加入できるシニア向けの保険があります。これは、ある一定の条件さえ満たせば、医師の診査を受けなくても加入できる、高齢者向けの保険で、無選択型保険とも呼ばれます。
好感度の高いタレントが、持病がある高齢者でも安心して入れる保険というイメージで和やかにCMしている保険ですが、言うまでもなく、保険会社はボランティアではありませんから、ビジネスにならない保険商品は発売しません。「医師の審査無しで入れる」というような大きなメリットがあれば、もちろん逆にはリスクが存在します。
一般的な無選択型保険で注意しなくてはならない点には、以下のようなものが挙げられます。
(1)保険料が高い
加入者が高齢者で、持病を抱えていたり、医師の診査がないという点で、病気にかかったりケガをする危険性が、通常の保険加入者よりも高いため、保険会社はより高いリスクを負うことになります。その為、保険料が高く設定されていることが多く、月額保険料が1万円を超えるという商品もあります。
また、保険料を低く設定している商品では、保険料の額で保障が変化するため、充分な保障を受ける為には結局保険料を増額しなければならないケースもあるようです。
反面、保険料が高い割りには保障される金額が低く、中には払い込んだ保険料と保障される金額の差がそれほどなく、貯蓄していた方がよっぽどお得だと思えるような商品も存在します。
(2)契約から一定期間内は保障されない場合がある
いくら医師の診査なしで加入できるとは言え、加入後すぐに入院した場合などは、保険会社から保険金が支払われない場合があります。通常、契約からおよそ90日以内の入院については、保障されないのが一般的のようです。
もちろん、このようなタイプの保険がまったく無意味というわけではなく、持病を抱えて通常の保険に入れない人などにとってみれば、非常にうれしい保険でもあります。しかし、シニアだからといってすべての高齢者に適した保険というわけでもありません。
ですから、無選択型保険への加入を検討しているのであれば、CMのイメージなどで決めず、まずは資料請求をして詳細を確認してみてください。簡単な広告やチラシなどでは、最低額の保険料と最高額の保障内容だけが書かれているだけがほとんどで、あまり参考にはなりません。
無審査で入れるという保険は、その分、どこかにリスクが存在するはずなので、特に資料の細かい文字などに気をつけ、不明な点は直接保険会社に問い合わせるなどしてみてください。そうして、十分納得ができた上で、加入するようにしましょう。
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