日本は本当に保険大国?

日本の人口はおよそ1億2700万人で、世界人口65億の約2%ほどです。ところが、保険料の支払い割合で見ると、何と世界で支払われた生命保険料の約30%が、日本人によって支払われているのです。
日本に次いで支払額2位のアメリカは、日本の倍以上の人口を持っている国です。また、3位以下に続くイギリス、フランス、ドイツなどは、人口は日本の半分ほどですが、支払額は日本のおよそ1/3以下となっています。
このようなデータから見ても、日本人が人口の割合に比べ、かなり多くの保険料を支払っていることが分かります。なぜ、日本人はこれほどまでに多額の保険料を支払うのでしょうか?
もちろん、万が一の危機に対して備えることは、悪いことではありません。ただし、その保険料のすべてが本当に必要なのかどうか、きちんと考えている人は多くはないはずです。
実際に、保険会社や販売員を経験したファイナンシャルプランナーの中には、「日本の保険商品は、保険会社のために整備されたもの」「必要のない保険に入っている人が多すぎる」というようなことを言っている方も大勢いらっしゃいます。
保険内容を精査せずに、必要もない高い保険料を支払っている日本人が多いのは、確かな事実です。その原因は、「保険に入ることは良いことというイメージが定着しているから」「日本人は周囲の人と同じようにしたがるから」「日本人は心配性だから」などなど、いろいろな理由が考えられるでしょう。
ただ、その原因がどこにあるにしろ、保険の内容をきちんと把握せずに、自分に適した保険に加入している人が少ないという現実が、人口割合に見合わない“支払い生命保険料額世界一”というデータに表れているのではないでしょうか?。
そう考えると、この“世界一”は誇れる称号とは言い難いものに思えます。支払い保険料世界一というデータは、日本の保険“業”先進国という証明にはなっていますが、加入者側の保険についての知識も世界のトップなのかと問われると、言葉に詰まってしまいます。
「保険大国」とも言われる日本ですが、保険料の支払額が無駄に多いだけでは、その名前が泣くことになります。契約者がもっと賢く保険会社と付き合うことができれば、支払い保険料は高くなくても、個人個人がコストパフォーマンスの良い契約をすることは可能なはずです。
つまり、そうすることによって、本当の「保険大国・日本」になることができるのではないでしょうか。
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