ユニバーサル保険とアカウント型保険

現在、保険商品の中で特に注目を浴びている保険が、「ユニバーサル保険」と「アカウント型保険」の二つです。それぞれ、自由度の高い保険商品として登場し、「アカウント型保険」は主力商品として多くの生命保険会社から販売されています。
この二つの種類の保険は、保障部分と貯蓄部分が分かれていて、貯蓄部分から保障に回すお金をコントロールできたり、保障内容を変更できる自由度がある点で似ています。
しかし、以下の点において、決定的に違っています。
(1)保障内容の自由度
アカウント型保険では、貯蓄部分を除いた保障部分は、保険契約の集合です。ここの保障契約部分を見直す際には、契約の一部変更や解除、追加などが発生して、審査がもう一度必要になったり、保険契約全体の内容を見直す必要があります。
これに対してユニバーサル保険では、一つの契約内で保障と貯蓄が組み合わされていて、保障部分の変更は自由です。また、保険金額の設定と、それに対して支払う保険料の額も、自分で決めます。
(2)付加保険料が開示される
通常の保険と同じように、アカウント型保険では、支払った保険料の内どれくらいの割合の額が、保険会社の事務費や利益として使われているのか、つまり“付加保険料”がいくらなのかが分かりません。
しかし、ユニバーサル保険では付加保険料の額が開示されています。透明性が高いために信頼度も高く、同時に保険料のコントロールがしやすくなる分、貯蓄性を高める上でも有利と言えます。ただし、日本で販売されているアカウント型保険の中には、この点を開示していない商品もあり、本来のユニバーサル保険の姿そのままの保険は、日本にはまだ少ないのが現状です。
2007年3月の現在、本格的なユニバーサル保険は日本に普及していません。しかし、ユニバーサル保険は自由度が高く、消費者それぞれに適したカスタマイズができる優れた保険商品です。アメリカなどでは、全生命保険契約の半分を、ユニバーサルが占めているとも言われます。日本でもこの優れた保険商品が主流となれるかどうか、今後の動向にも注目したいところです。
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